ある男の子のお話
現在中2の男の子のお話です。
彼は、小学校は地域の小学校で一年生から支援学級です。
自閉スペクトラムで、ADHDです。
軽度で、比較的知能も高くとても明るい子です。
お友達もたくさんいて毎日全力で楽しく生活しています。
小学生のころは、交流学級に変級してもいけると思うなどなど先生から言われることもありました。
ですが、その後の進路や就職などを考え支援学級のままで、中学は支援学校へ進むことにしました。
中学の選択も先生達は、部活が…友達と…などいろんな思いを伝えてくださいましたが、やはり長い将来を考えても、この3年間をどう過ごすかで将来が大きく変わること…やはり自立する力社会に適応する力をつけることを優先に支援学校へ進みました。
この時も本人は、みんなと地域に行きたい思いもあったので、地域の中学校と支援学校両方とも見学させ、どちら共のメリットデメリットを話しました。
そして、本人は支援学校を選択。
初めの入学してすぐの頃は、うるさい子がいてしんどい。なんで自分は…と落ち込むこともありました。
ですが、周りのお友達や先生達のおかけで、とても楽しい日々をおくることができました。
それと同時に家庭でも、紬の活動でも、性教育から進路に関して、障害受容さまざまな話をしまっすぐ前を見つめ、日々自分のためにみんなのために頑張っています。
そんな彼が先日…
自分は支援学校にきて本当によかった!
夜ご飯を兄弟で交代でお手伝いして本格的に作ってます。
作りながら、帰りにいつも一緒に帰るお友達と話をしたことを教えてくれました。
自力登下校をしているので、バスと地下鉄を利用してますが、学校の帰りがスクールバスの方が早いからあっちがいいな〜
って話してて、俺ともう1人はそう言ってた。もう1人はバスはすごいうるさいからなぁ〜って…
でも、俺は思うねん、みんな友達やろ?仲間や。俺らも分からずに迷惑かけてるかもしれへん。だからそんなふうにゆーたらあかんと…
そして、俺は、支援学校にはいってほんまによかったなぁって今思う。
○○も同じことゆーてた。
地域の中学行きたいと思ったこともあったし、支援学校入ってすぐはいろいろ考えたけど、でも、今ほんまにすごい毎日学校楽しい。
ここにきたからこんなことできるんやなとかこんなこと教えてもらえるんやなとか、俺らが俺ららしくいてもええんやなとか、苦手なところを教えてくれたりとか…将来生きていく方法がここでなら学べる!この時間過ごしてなかったらきっと困ってたと思う!
経験でけへんことをさせてもらえてる。
自分ができないことをどうやれば楽になるのか教えてくれる。
だからすごく楽しい!新しくたくさんのこと知った。
支援学校に入って本当によかった!ってめっちゃ思う!後悔してない!
学校楽しい!
じゃぁそれを先生にゆーてやり喜ぶで〜(^^)
とお話ししました。
彼や彼のお友達を含め、性教育、進路、障害受容などなどの勉強を重ねてきました。
みんなそれなりにいかされているなぁと感じています(^^)
彼のおうちのかたはあの時に違った選択をしなて本当に良かった。現状の地域の学校の様子をたくさん聞いたが…あの時の先生の行けるの簡単な言葉を信じなくて本当に良かったとおっしゃっていました。
ゆっくりわかりやすく話してあげればそれなりにしっかり理解してくれます。
彼の行った支援学校は比較的軽度のお子さんも多くマンモス校の地域なので、支援学校自体人数がかなり多いです。
障害枠の就職に関してもとても力をいてれいて、おそらくこの地域では地域の中学よりもかなり手厚い将来に向けての支援が受けられます。
地域差がありますが、このように確実に将来に向けて本人が色々考えたり、学校と保護者が連携して日々前へ進めているお子さんもおられます。
他にもよく聞く相談の中に、先生に行けると言われたとよく聞きます。
何が行けるのか?どこにどう行けてこのこの将来や進路をどう考えているのかぜひ具体的に聞いてみてください。それで納得ができるならそれもあり。
相談の多くに、それを信じてきたけど…と行きずまりいっぱいいっぱいになりご連絡くださる方もかなり多くいます。
大人になることに困って連絡をくれる方も…
それぞれ支援者によって見ているゴールが違うということ
我々親はずーっと先の未来まで考えなくては行けません。
そして、私たちはいつかいなくなります。
その日のために備えなくてはなりません。
選択に間違いや正解はありません。
ですか、何を優先にしどこに重点を置くのか、そしてそれを実現するために今どうするべきなのかを少し深呼吸して考えてみてください。
あくまでも彼のおうちの方のご意見なので色々な考えもあると思います。
間違いないのは彼のとった選択は自分に合ってたということ(^^)
これから進路に悩まれる方、今現在困ってる方。
ぜひ、いつでもお話しお聞きします(^^)
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