将来の住まい。シェアハウス・サ住・GH…

障害のある方の将来の住まい。
親としては、1番切実なお話です。
以前、少し触れましたが、これから障害者総合支援法は変わっていきます。
保護者、支援者のみなさんもここはちゃんと押さえてていただきたい。
いろんな保護者、支援者の方とお話をしたりしますが、みなさんわかっておられない方が多い。
的外れなことを本人や保護者にアドバイスしてしまっていることもあります。

グループホームは支援区分の低い方は数年を持って自立に進んでいくということになります。そもそもですが、初めから制度としてそのように考えられてきたものです。
それが、現実的に動き始めるということになります。
おそらく、これから、福祉事業所(就労支援)も自立、移行となってくると思うので、何年後かには、今とは形が変わってくると思います。福祉事業も慈善事業の思いだけでは会計も難しくなってきます。
ある程度会社化していかないと利用者を守ることも難しくなる。

グループホーム卒業の対象となる人…

利用者にもふたとおりあります。
A:必要な場面にのみさまざまな支援を導入し自立が可能な人。
B:誰かの支援が長時間にわたり必要な人

Aの場合は、自立向けのグループホームで練習をかさねできることをたくさん増やし、難しい部分をみきわめ自立の時に支援を導入する。

Bの場合が問題です…
そこで、最近よく目にするようになったのは、シェアハウスやサービス付き障がい者向け住宅です。
どちらも福祉サービスではなく、住まうために賃貸契約を行います。
ですが、それではやってる方は赤字になってしまうので、大半のところが居宅介護(ヘルパー)の利用をしながら住まうということになります。
24時間職員がいるところもあれば、ヘルパーさんの巡回もあるかと思います。

グループホームの形がこれから変わってくることになると思います。
支援区分の高い方は、24時間タイプのグループホーム、高いが自立度が高い方は巡回型。
支援区分の低い方は、数年で自立を目的として力をつけてくれるところから自立または、シェアハウスやサ住へ移行。

これから需要として高くなるのが、ヘルパー事業でシェアハウスとサ住の抱き合わせです。

支援者や保護者のみなさんが今心に留めておかねばならないのは、将来的に自立するかもしれない。
そのためにたくさんの力を早い段階からつけておくこと。
そして、人から支援を素直に受けることができることがとっても大切です。
未来を想定して今何ができるのか?何をしなければならないのか?
を考えてみてください。
その場を凌ぐことではなく、着実にその先に繋げる支援が必要だと言うこと。

障害者福祉に携わる皆さんには、
制度や世の中の流れは常に変わるということを知ってていただきたい。
ここは本当に的違いなことを言われる方が本当に多くいます。

情報に常に敏感であり、より当事者たちに近い人たちの実情に目を向け、未来がどうなっていくのかを想定した支援の組み立てを考えてもらえたらありがたいです。


障がい者家族の会 神戸 紬(つむぎ)当事者と家族のためのコミュニティ

障がいをもつ当事者と家族、みんなで支え合い新しい世代へ引継ぎ、繋ぎ共に協力し合うコミュニティです。共に悩み考え今持つ情報で次に繋ぐ支援を模索します。皆様の参加を心からお待ちしています。1人で悩まず頼ってください。 ☆紬は素人で家族が主宰し専門家ではありません。知恵や知識で精一杯向き合います。ご理解の上ご利用下さい。ご利用はご利用方法など必ずご覧ください

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